BGM 

おねがい
曲名 ” 待ちわびて” です 
パネルの再生ボタンを押すとながれます 
曲が流れない場合もあるかもしれません
パソコンにてボリューム調整を!!



この曲は”音楽の部屋”からお借りしました。
すべてオリジナル曲を使用しています。

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2016'05.11 (Wed)

夕日とともに消えたもの  その3

話をしながらふたりは、
ビヤガーデンで中ジョッキ1杯を飲み終えると、、
居酒屋へと向かったのでした。

「かずとー!?」
「スゲー!夕やけがきれいだぞー!?」
と雄一が空を見上げ立ち止まり言ったのです。
さっきまで少し雲がかかっていて、
うっすらオレンジ色をしていた空が、
一気に赤っぽいオレンジ色に変わっていたのでした。

「ほんとだなあー!?」
そう和人も空を見上げ立ち止まり言ったのです。
時間とともに少しづつ変化する空を、
しばらくの間眺めていたふたりでした。

それから周りが薄暗くなるには、
そんなに時間はかかりませんでした。

「早く行かないと、時間を過ぎちゃうぞー!?」
と和人が言うと、
「そうだなあー」
と雄一が答え、
ふたりは足早に目的の居酒屋に向かったのです。
ビヤガーデンで飲んでるときに、
座敷の席を予約しておいたのでした。
時間までにいかないとキャンセル扱いになるとの条件でした。

居酒屋に着くとすぐ会計の女の子に、
「さっき座敷席を予約した山田ですけど?」
と言ったのです。
「少々お待ちください」
と会計の子が言うと奥から若い男の店員が来て、
「それ俺が受けたから!?」
と言って伝票のところを指さしたのでした。

「いらっしゃいませ!」
「どうぞこちらになります!」
と言って座敷席に案内してくれたのです。
座席席は衝立で仕切られていて、
一番奥には男女6人がすでに座って、
盛り上がっていました。
ふたりは奥から2番目の4人席に通されたのです。
周りを見渡すと、
まだ店内はあまり人が入っていませんでした。

「メニューがお決まりになりましたら、
そちらのボタンを押して下さい!」
と言ってコップに入った水と、
おしぼりを置いて行った店員でした。

「俺ここ初めてだけど!?」
「おまえー!ここによく来るのかぁー?!」
と和人が言うと、
「前に1回だけど、会社の人達と来たことがあるんだー!」
と雄一が答え、
「そうかー!?」
「感じはいいなあー!」
と和人は周りを見ながら言うとメニューを持って、
テーブルの上の呼び出しボタンを押したのでした。

「お前!相変わらずせっかちだなあー!?」
「もう注文するものを決めたのかよー!??」
と雄一が言うと、
「とりあえずビール!!」
「俺は中ジョッキにするけど!?」
「おまえもそれでいいか!??」
と和人が言ったのです。
するとすぐ、
「それでいいけど!」
「でも、つまみは?」
と雄一が言ったのでした。

「マグロの刺身!!」
「あるだろうなー!??」
と言ってから、メニューをめくりだした和人でした。

「確か刺身の盛り合わせがあったはずだぞー!?」
「前に来たとき注文したから!?」
と雄一が言うと、
「盛り合わせのほうが時間が掛かるんだよ!!」
「こういう少し大きな店は、最初は単品が早くていいんだ!!」
と和人が言ったのです。
するとすぐに店員が来て、
和人は注文をしたのでした。

「もう長男も大きくなっただろー!??」
「大学何年だー!??」
と雄一が言うと、
「今年の春卒業して、就職してなっ!!」
「今、アメリカだ!!」
と和人が答えたのです。
「なんだ急に??」
「いつも俺の家のことなんか聞かないくせにー!??」
と和人が言うと、
「いやー!?」
「さっきの話があったんで!!」
「お前の子供に大学生がいたことを思い出したんだけどー!?」
と言ったところで、
店員がさっき注文したものを持って来たのでした。

「ところで!?親父さん入院してて、
こんなとこで飲んでていいのかあー!??」
と和人が言うと、
「あのなあー!?」
入院してるから飲めるんだよー!?」
「家に、もしいたら!?」
「こんなところで飲んじゃいられないさー!」
「発作や異常があったら」
「すぐに病院に来てください!!って医者から言われてるんだから!?」
と雄一が言ったのです。

「そうかー!?」
「お前は大変だなー!??」
「俺はやっと一息できるよおー!」
と言ったあとビールを一口飲むと、
「娘も春に看護学校卒業してさあー!」
「看護婦になったんだよー!」
「違った!!今は看護師って言うのかあー!!?」
と嬉しそうに和人が言ったのでした。

「お前は早く結婚したから!?」
「子育ても終わりかあー!?」
「早く結婚したほうが正解だったかなー!??」
と雄一が言うと、
「子供を育てるのはたいへんだってことを!」
「親になって初めて知ったよー!?」
と言って和人がビールを一口飲んだのでした。

それを聞いた雄一が、
「俺も離婚って!」
「こんなに大変なことだってこと初めて知ったよー!?」
とすこし笑いながら言うと、
ビールを半分ほど一気に飲んだのでした。

「お前もいろいろ不幸が続けてあったから!?」
「親父さんだけは、病気よくなるといいなあー!?」
と和人が言ったのです。
「う~ん!?」
「実はなあー!お前だけに話すけど!?」
「誰にも話さないでほしいんだけどさあー!?」
「親父!そう長くは持ちそうにないんだー」
「できるだけ家で面倒見ようと思ってなっ!!」
「がんばっているんだけど!?」
と言ってビールを一口飲むと、
医者が、病院に長くいるとボケる高齢者が多いって!」
「だから問診できなくなるって言ってたんでさあー!?」
「1日でも長く家にいて、ボケなく過ごさせたくてさあー!?」
「でもまた入院しちゃったんだけどなあー!?」
と雄一は言ってから、
「やめー!!」
「もう湿った話はよそうぜ!!?」
「なっ!!」
と言ってビールジョッキを和人の前に差し出したのでした。

「わかった!!」
「じゃあー!?」
というと和人は雄一の差し出したジョッキに向かって、
自分のジョッキを差し出し、
「改めて!カンパーイ!!」
と言ってジョッキを合わせたのです。
雄一も、
「改めて!カンパーイ!!」と言い、
二人はビールを一口飲んだのでした。

「ところでお前!札幌に行って何年になる??!」
「うーん!??今年で3年かな??!」
「まだ単身赴任なのか!?」
と雄一が言うと、
「いやー!?」
「子供二人が就職したんで!!」
「嫁さんと二人。しばらくの間社宅住まいだったんだけど!?」
「いろいろあってなっ!?」
「今は、マンションにいる!!」
「来年の年賀で知らせるつもりだったんだけど!?」
「俺が単身赴任でいた時に!?」
「亭主、丈夫で留守がいい!!って言ってたそうだ!!」
「ある人に聞いた話だけど!!」
と、少し苦笑いしながら和人が言ったのでした。

「亭主丈夫で留守がいいー!?かっ!!」
「そういえば子供の頃、’いろはがるた’で
犬も歩けば棒に当たるって!”い”のところにあったけどさあー!?」
「思わぬ災難に当たるってやつ!」
「昔の人はうまいこと言ったもんだなあー!?」
と言ったところで隣に若いOLらしき3人が来たのです。
ふたりは一斉にそっちを向いたのでした。
そして3人は座敷席に座ったのです。


その3人を連れてきた店員が説明を終わるのを見はかると、
その店員に、
「すいませーん!」
「焼き鳥の盛り合わせと、刺身の盛り合わせ!」
「それと鳥のから揚げと塩キャベツ!!」
「それからチューハイの梅!!2つ。先に持ってきてくれる!??」
と言って、それぞれ二人が注文したのでした。

「ところでどこまで話したっけ!??」
と雄一が言うと和人が、
「おい!」
と言って向かいに座っている雄一に顔を近づけると、
小声で、
「あれって!典型的なパターンだなっ!!?」
と嬉しそうに言ったのでした。

「お前も気が付いた!?」
と雄一も少し笑いを浮かべ言ったのでした。
それは昔大学の先輩が、
「女2人の場合はいろいろなパターンがあるけど!!」
「女3人の場合9割が。美人とふつう。残り一人がブスかデブ!!」
と教えてもらったことを、二人ともずーと覚えていて、
一杯やった時には話のネタに、みんなに話していたのでした。
そしてふたりは顔を見合わせ、
腹をかかえて声をある程度押し殺し、大笑いをしたのでした。

そこに店員が来て、
「お二人とも楽しそうですね!!」
と言って、笑顔で梅チューハイを持って来たのでした。

「笑いすぎてのどが渇いた!!」
と雄一が言うと、
「俺も、のどが渇いた!!」
と和人も言い、
ふたりは一気にグラス半分ほどを流し込んだのでした。

「ところでさあー!?」
「さっきの続きだけど!?」
と雄一が言うと、
「犬も棒に当たる!!
っていうことわざのことかぁー!?」
「そういえば!犬で思い出したけど!?」
「”犬もおだてりゃ木に登る”ってのもあったよなあー!??」
と、和人が少し大きな声で言ったのです。

「そうそう!。あった!あった!!」
「おだてると思いがけないことをするってヤツ!」
「なっ!!」
と嬉しそうに雄一が言ったのでした。

「犬ってさあー!?」
「ふだん。木になんか登らないもんなー!?」
「おだてるって!どういうふうにおだてたんだろうなー!!??」
と腹を抱え声を抑え笑いながら和人が言ったのです。
すると隣から、
「よしなよー!?」
「酔っ払いなんだからー!?」
「そうだよー!?」
と言う声がしたのでした。

衝立の横から美人の子が顔を出し、
「あのー!?」
「楽しそうなところをすいませんけど!?」
と言ったのです。
「はあー!??」
と二人が言うと、
「それって!”犬もおだてりゃ木に登る”じゃーなくて!!」
「”もおだてりゃ木に登る”んじゃないんですか!?」
と言ったのでした。

雄一と和人は顔を見合わせると、
また声を押し殺し腹を抱え大笑いをして、
「ごめん!ごめん!!」
だった!」
と和人が答えると、
「せーの!」
と雄一が言ったのです。
そして二人が声を合わせ、
「ぶ。た。!!」
と大きな声で言うと、
また腹を抱え声をある程度押し殺し、
体を横に倒しふたりは大笑いをしたのでした。

じきに体を起こすと、
「ごめんねっ!」
「酔っ払いで!!」
と雄一が笑いながら言ったのです。

「それにしても君。美人だねえー!」
「3人一緒にこっちへ来て飲まない?」
と和人が言うと、
「けっこうです!!」
と言って美人の子は、
衝立を隔てた奥に戻ってしまったのでした。


「おじさん二人に興味を示す若い子なんか、いないんだよー!!」
と雄一が言うと、
「そんなこと!わかってるさあー!」
「ちょっと言いたかっただけ!!?」
「あの子を思い出しちゃてさっ!?」
と言うと和人は、
残っている梅チューハイを一気に飲み干し、
呼び出しボタンを押したのでした。

「そんなに気になっているんだったら!?」
「やめたオーナーのとこに聞けに行けばいいのにー!?」
と雄一が言うと、
「おじさんになんか興味示さないってわかってるし!!」
「俺が勝手に抱きしめたいほどかわいいと思っただけだから!?」
と和人が言ったのです。

「もう俺たちおじさんは、
若い女の子を好きになっちゃいけないのかもなー!?」
と雄一が言うと、
「お前と俺とでは違うさー!?」
「お前はとりあえず今は独身だから!?」
「俺は嫁さんも子供もいるからなっ!!」
と和人が言ったのです。

「うーん!??」
「そうじゃなくってさあー!??」
「どんなにこっちが好きになっても!」
「相手の子が本当に好きになるってことはないってことさあー!?」
と雄一が言ったのでした。

「お前の言うことはわかるけど!」
「俺は一方通行でもいいと思っているんだっ!!」
「大げさかもしれないけど!」
「忘れてた若さを取り戻したような気がするんだ!!」
「なんていうか?!」
「人を好きになるワクワク感かなっ!!?」
と和人が言ったのでした。

「ワクワク感かー!?」
「そうだなあー!??」
「そう言われると俺ないなあー!!?」
そう言ったのを思い出した雄一でした。

         その3   終わり

その2 からのあいだを8か月余り開けてしまいました
今回昨年書いたものを追加・修正し載せました
現在書く意欲が涌いてきませんので
ブログ小説を書くのを中止いたします
しばらくは旅行のことに関する記事を載せたいと思います

*** 
      誤字・脱字・意味不明な個所等あるかもしれません。
      気が付いたら修正いたします。
      ご了承ください。                     
                                          ***


初めての香港旅行 その3  は、
記憶がはっきりしているうちに(笑)
なるべく早く掲載いたします     m(_ _)m

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タグ : ブログ小説 ビール ジョッキ 医者 入院 美人 典型的なパターン

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